【解説】


 2010年の「龍馬伝」以降、年に一度はNHK大河ドラマを題材にしてきた昔の新聞点検隊。早いもので今回が6作目になります。今年の「花燃ゆ」は、吉田松陰の妹・文(演じるのは井上真央さん)を主人公にした幕末~明治期もの。通常の大河とは異なり、歴史的な知名度の低い人物を取り上げています。恥ずかしながら筆者も全く存じ上げず、今回ばかりは難しいかとも思いましたが、運良く存命時の記事が見つかりました。

 ただし、ドラマ後半に関わる内容も含みます。楽しみにしていらっしゃる方はご注意ください。

 今回は、吉田松陰の五十回忌の年、1908(明治41)年の記事を取りあげます。2日前にあった松陰神社の祭礼についてふれていますが、松陰神社は松陰の故郷長州・山口県の萩市と、東京都世田谷区の2カ所にあります。前日の記事を見たところ、世田谷での祭礼のようでした=別記事1。まず所在地を加えてもらいましょう。

原文どおりに表記することを原則としますが、読みやすさの観点から

・漢字の旧字体は新字体に
・句点(。)を補った方がよいと思われる部分には1字分のスペース
・当時大文字の「ゃ」「ゅ」「っ」等の拗音(ようおん)、促音は小文字に

等の手を加えています。ご了承ください

広瀬 集(ひろせ・しゅう)

熊本県出身。就職氷河期世代。非正規の職を転々とした後、2006年にようやく入社。3年半の大阪本社勤務を経て、13年東京本社に復帰。ことばマガジン「昔の新聞点検隊」の言い出しっぺ。関心のある歴史ものやスポーツものを、同コーナーを中心に執筆中。