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図書館、球場…軒並み閉鎖 口蹄疫飛び火の宮崎・都城市

2010年6月13日8時35分

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写真宮崎県都城市と鹿児島県曽於市の県境にある道路の封鎖作業をする曽於市職員ら=12日午後4時37分、藤脇正真撮影

写真宮崎県都城市と鹿児島県曽於市の県境にある道路の封鎖作業をする曽於市職員ら=12日午後4時37分、藤脇正真撮影

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 家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)が県都・宮崎市などに飛び火した影響が、市民生活に大きな影響を及ぼし始めている。感染拡大を防ぐため、同市では12日から市立図書館や総合体育館など計65施設を当面の間、閉鎖した。全国屈指の畜産地帯・都城市でも、市の文教施設など約120カ所が11、12日から休館になった。

 東国原英夫・宮崎県知事が5月18日に「非常事態」を宣言して、口蹄疫発生地域の県民にイベントや集会の延期、不要不急の外出を控えるよう求めて以降、公共施設は相次いで休館。イベントの中止も続いた。新たに都城市や宮崎市など、人口や公共施設が多い地域で発生したため、影響がさらに拡大した形だ。

 宮崎市教育委員会によると、閉鎖は文化施設41、体育施設24カ所。すでに予約がある場合は柔軟に対応するとしているが、来月10日に開幕予定の全国高校野球選手権宮崎大会の会場の一つ、生目(いきめ)の杜(もり)運動公園も含まれる。県教委も県立図書館や県総合博物館、県立美術館など5施設の休止を決めた。

 週に1度は宮崎市立図書館に足を運ぶという市内の飲食店経営者(46)は、「休館はショックだが、この状況では仕方ない。いまはみんなで我慢だ」と話す。サッカーのシニアリーグ戦で月に1度サッカー場を利用している市内の農園経営者(50)も「リーグ戦の参加チームにも畜産や食肉関係の人がたくさんおり、休止がどうのこうのと言ってる場合じゃない。一刻も早い終息に向けて協力しないと」と話した。

 都城市では、9日に市内で口蹄疫に感染した疑いのある牛が確認されたのを受け、一斉休館を決めた。3月下旬にオープンし、近く入場者1万人達成の記念イベントを予定していた「都城島津邸」も休館になり、一帯は終日静まりかえった。

 県は11日、新たな移動制限区域(発生地から半径10キロ)と搬出制限区域(同10〜20キロ)を設定。搬出制限区域には新たに延岡市など2市1村の一部が含まれ、両区域は宮崎、鹿児島両県の8市11町1村に広がった。宮崎市内は県庁や市役所など中心部を含む大半が両区域に含まれることになった。

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