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米航空宇宙局(NASA)は23日、かつて火星の地表に「海」が存在していたことが分かったと発表した。探査車オポチュニティーで火星の岩石を調べた結果、流れのある塩水の中でできたことが確認された。火星でも生命が誕生した、との見方が強まりそうだ。
岩石の表面には、水の流れが川底や海底の砂地に描く典型的なしま模様があった。水底の砂が固まって岩石になったことを示している。
NASAの解析によると、調査地点の水深は少なくとも5センチで、水の流れは毎秒10〜50センチ。岩石に塩素や臭素が含まれていたことから、NASAの科学者は「今回の調査地点は浜辺のような場所だったようだ」と説明している。海の広さや深さなどは分かっていない。
NASAは2日、「かつて火星に大量の水が存在していた」と発表したが、地下と地表のどちらに水があったのかは不明だった。地表の海の存在は、火星の気候が温暖だったことを物語る。生命の誕生に適した環境だった可能性がある。
NASAは「付近の岩石に微生物の痕跡があるかもしれない」と期待している。約10年後に構想している探査機で岩石を持ち帰りたい考えだ。
火星有人探査を視野に入れたブッシュ大統領の宇宙新戦略への影響について、NASAのオキーフ長官は「大いにインパクトがある。科学的な成果をもとに今後の探査計画を練る」と述べた。
(03/24 10:56)
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