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バニワリード、事実上陥落 リビア

2011年10月18日10時7分

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写真拡大17日、バニワリードをほぼ制圧し、市中心部で銃を連射するなどして喜ぶ反カダフィ派の兵士ら=ロイター

 リビアの反カダフィ派「国民評議会」軍事部門のバニ報道官は17日夕の記者会見で、カダフィ派が抵抗を続けていた西部バニワリードの9割を制圧したと明らかにした。カダフィ派の散発的な攻撃はあるとみられるものの、事実上、陥落した。

 これにより、カダフィ派の拠点は中部シルトだけとなった。評議会はシルトの陥落をもって全土の解放を宣言し、暫定政府を樹立する方針だ。

 ロイター通信によると、評議会の軍事司令官は17日夜、「バニワリードの全市域を解放した」と述べた。バニワリード中心部の建物には評議会の三色旗が掲げられた。反カダフィ派の兵士たちが銃を上空に連射したり、車のクラクションを鳴らしたりして解放を祝っているという。

 首都トリポリの南東約150キロのバニワリードは、中心部の北側に小高い山がある。カダフィ派の狙撃手はこの山の上から銃撃し、反カダフィ派の進攻を阻んできた。攻防は一進一退を繰り返したが、16日に一部の反カダフィ派部隊が中心部に到達していた。

 一方、カダフィ氏の出身地でもあるシルトの情勢について、バニ報道官は記者会見で「1キロ四方の範囲で激しい戦闘が続いている」と述べた。街中での戦闘も起きており、死傷者が出ている模様だが「人数については情報がない」とした。

 さらに、「重要な人物がいる可能性がある」とし、カダフィ氏らがシルトに潜伏している可能性をほのめかした。「バニワリードとシルトの完全な制圧は時間の問題だ」とも述べ、数日中にも全土を支配下に置くことができるとの見通しを示した。(バニワリード=北川学)

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