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カダフィ氏、拘束時は生存 評議会「搬送中に死亡」

2011年10月21日13時1分

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写真拡大リビアの首都トリポリでは20日深夜まで、市民が街に繰り出し、カダフィ氏死亡の情報に歓喜した。一方、カダフィ氏とされる人物が殺害される様子をとらえた映像をテレビで見た市民の一人は「心の中でカダフィを支持していた人は少なくない。残酷なやり方をすると、国民の心にしこりが残る」と話した=渡辺淳基撮影

写真拡大リビア中部シルトで20日、カダフィ氏が拘束された際に隠れていたとされるコンクリートの穴を調べる国民評議会の兵士=AP

 リビアの反カダフィ派組織・国民評議会のジブリル暫定首相は20日夜、首都トリポリで記者団に対し、カダフィ氏の死因について「カダフィ支持者と反カダフィ派の戦闘中に頭に被弾した」と述べた。ただ、インターネット上には同氏とみられる男性が反カダフィ派兵士に暴行される映像が流れており、意図的に殺された可能性も出ている。

 ジブリル氏によると、カダフィ氏は中部シルト近郊にあるコンクリートの穴に隠れていた。反カダフィ派が身柄を確保した時、負傷していたものの生存していた。その後、トラックで護送しようとした際、カダフィ氏の支持者との間で交戦が始まったという。

 カダフィ氏が死亡したのは、約300キロ離れたミスラタに搬送される途中だったという。どちらが撃った銃弾が頭に当たったのかは「分からない」とした。

 一方、インターネット上には、カダフィ氏とみられる男性が小突かれたり、足蹴にされたりする動画が公開されている。携帯電話で撮影された血まみれの写真も出回っており、死亡に至った経緯をめぐって、さまざまな情報が飛び交っている。

 ロイター通信によると、カダフィ氏の遺体は21日、ミスラタの「秘密の場所」に埋葬される。埋葬場所がカダフィ派の「聖地」になるのを避けるためという。戦闘中に死亡した四男ムタシム氏の遺体もミスラタに到着した。

 AP通信などは、後継者と目されていた次男セイフルイスラム氏もシルトで拘束されたとの情報があると伝えたが、殺害されたとの報道もあり、情報は交錯している。(トリポリ=北川学)

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