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カダフィ氏死亡めぐり国際的な調査を要求 ロシア外相

2011年10月22日12時24分

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 リビアの最高指導者だったカダフィ氏の死亡をめぐり、ロシアのラブロフ外相は21日、ジュネーブ条約に記された人道法規に違反する可能性があるとして国際的な調査を求めた。「カダフィ大佐は捕虜となり、けがをしていた。そうした場合は殺害してはならない」と述べた。さらに、北大西洋条約機構(NATO)による空爆は国連安保理決議の範囲を逸脱していると批判した。

 リビアの国民評議会は、カダフィ氏はカダフィ派と反カダフィ派の戦闘中に頭に被弾したと説明しているが、拘束後に意図的に殺害された可能性も出ている。

 ロシアはこれまでも、NATOの対リビア軍事介入を可能にした安保理決議の目的は、あくまで一般市民保護のための飛行禁止空域の設定だと主張してきた。ラブロフ外相はこの日、ロシアの主要3ラジオ局とのインタビューで、今回のカダフィ氏の車列への空爆に対しても「安保理決議に合致していない」と指摘。「NATOは大佐殺害が軍事介入の目的ではないと言っていたが、今は『ついに目的を果たした』と違うことを言っている」と批判した。

 ロシア下院ではこの日、NATOへの非難の声が上がった。共産党のジュガノフ委員長は「ノーベル平和賞受賞者のオバマ米大統領であれ、リンチを正当化すべきではない」と主張。公正ロシアのレカレワ議員は「まるで中世のようなカダフィ大佐の処刑をNATOは放任した。NATOは大佐を倒す力はあったが、彼を守って裁判にかける力は足りなかった」と述べた。(モスクワ=副島英樹)

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