現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 中東政変
  5. 記事

リビアの全土解放を宣言 国民評議会

2011年10月24日1時8分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真拡大23日、集まった市民らの歓迎に応える国民評議会のアブドルジャリル議長=ベンガジ、石合力撮影

 リビアの反カダフィ派、国民評議会は23日夕(日本時間同深夜)、東部の拠点ベンガジで式典を開き、全土の解放を宣言した。42年に及んだカダフィ独裁体制は名実ともに終わり、新生リビアの国づくりが本格化する。

 カダフィ派の最後の拠点シルトの制圧、カダフィ氏の死亡を受けた措置。反カダフィ派による2月の蜂起以来、約8カ月に及んだ内戦状態は収束、北大西洋条約機構(NATO)軍の軍事作戦も近く終了する。

 式典が開かれたのはベンガジ市内の勝利広場。アブドルジャリル議長が「我々は革命を達成した。寛容さと団結を示し、国づくりに臨もう」と呼びかけ、続いてゴガ副議長が「解放を宣言する」と述べ、解放宣言を読み上げた。評議会は近く暫定政府を発足させ、拠点をベンガジから首都トリポリに移転させる。

 国内外に逃亡したカダフィ氏一族や関係者の身柄引き渡しや訴追、内戦後の国内融和や治安の安定化、石油生産の回復や海外凍結資産の解除などによる経済面の復興が当面の課題となる。国際社会の支援も加速しそうだ。

 評議会が定めた暫定憲法によると、暫定政府にはジブリル暫定首相を中心とする執行委員会(現在の暫定内閣)メンバーは加わらない。ジブリル氏本人も暫定政府に加わらない意向を表明している。評議会では、政権打倒の論功行賞などをめぐり主要地域間の主導権争いが表面化。現時点で有力な後継候補は浮上していない。海外からの帰国組を含む人選には難航も予想される。

 評議会は23日を国民の祝日とした。ベンガジ市内は、新生リビア国旗を掲げた車が街に繰り出し、祝賀ムードに包まれている。(ベンガジ=石合力)

PR情報
検索フォーム


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介