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チュニジア議会選、イスラム政党が第1党確実に

2011年10月27日10時11分

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 「アラブの春」で政権が崩壊した国で先陣を切ったチュニジアの制憲議会選挙(23日投票、定数217)は、26日の中間発表で、穏健派イスラム政党ナハダが、開票を終えた118議席のうち53議席を獲得した。第一党となるのが確実な情勢だ。

 イスラム政党の躍進で、政治と宗教の分離に注目が集まりそうだ。エジプトの総選挙などにも影響を与える可能性がある。

 中間発表によるとナハダは、2位の中道左派・共和国会議(18議席)などを引き離した。「独自集計では4割程度の票を獲得した」としている。単独過半数には届かないとみられる。ナハダのガンヌーシ党首は26日、「我々が組閣の軸となることは間違いない。1カ月以内に組閣を終えたい」と述べ、共和国会議などと連立協議に入った。共和国会議のマルズーキ党首も「ナハダはタリバーンではない」と語り、協議していることを認めた。

 ベンアリ政権下で非合法化されたナハダは、政権の崩壊後に政党として公認された。トルコの与党・公正発展党をモデルに、宗教色を抑えながら「イスラムの価値観に沿った穏健で段階的な改革」を訴えてきた。ただし、政治と宗教の分離を求める左派・リベラル派からは「復古的な動きをしかねない」と警戒感をもたれている。

 11月にはエジプトでも総選挙が予定されており、ナハダに影響を与えたイスラム組織、ムスリム同胞団が結成した新党「自由公正党」が勢いを見せている。(チュニス=渡辺淳基)

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