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イエメン大統領サウジ入り 退陣につながる調停案署名か

2011年11月23日21時9分

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写真イエメンのサレハ大統領=ロイター

 イエメンのサレハ大統領が23日、サウジアラビアの首都リヤドを訪問した。イエメン国営通信は「大統領は湾岸協力会議(GCC)の調停案に署名するためにサウジ入りした」としている。調停案にはハディ副大統領らへの権限移譲が盛られており、実際に署名すれば、サレハ氏の退陣につながることになる。

 イエメンではサレハ氏の即時辞任を求めるデモが今年初めから激化、GCCなどが事態収拾に向け、調停に当たっていた。退陣となれば、民主化運動「アラブの春」で中東の独裁政権が崩壊するのはチュニジア、エジプト、リビアに次いで4カ国目。ただ、サレハ氏はこれまで何度も土壇場で調停案への署名を翻意した経緯があり、予断は許さない状況だ。

 GCC調停案によると、サレハ氏は権限移譲と引き換えに、デモ弾圧などに関連する訴追を免除される。権限を移譲された副大統領は挙国一致内閣を発足させ、3カ月以内に大統領選を行うとしている。

 サレハ氏は1990年、南北イエメン統合で成立したイエメン共和国の大統領に就任。北イエメン大統領時代を含め計33年近く政権の座にある。6月には大統領宮殿内で爆発が発生、サレハ氏は負傷し、サウジで3カ月余り治療を受けた。(カイロ=貫洞欣寛)

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