現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 菅・新政権
  5. 記事

民主新代表、菅氏が軸 小沢氏の動向焦点 首相辞任

2010年6月2日15時6分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 鳩山由紀夫首相(民主党代表)が辞任表明したことで、焦点は「ポスト鳩山」選びに移った。党内には鳩山首相の盟友で副総理として内閣を支えた菅直人財務相を軸に党内調整が進むとの見方が強いが、前原誠司国土交通相や岡田克也外相らを推す動きもある。ただ、党内では小沢一郎幹事長が大きな勢力を確保しており、小沢氏の動向も焦点になりそうだ。

 鳩山首相の党代表としての任期は9月末まで。任期途中の退任となるため、次期代表は残りの期間を務めることになる。2日の党臨時役員会では4日午前の両院議員総会で新代表を選出する日程を決めた。同日中に鳩山内閣が総辞職し、衆参両院の本会議で新首相を指名する方向だ。

 後継首相(党代表)について、党内では菅グループのほか横路孝弘衆院議長グループからも「いま副総理という立場にあるのだから、現首相が危急の時にその後を継ぐのは道理がある」(幹部)との声が出ている。鳩山首相の側近議員も「これ以上の混乱を収めるには菅氏しかいない」と指摘。また、旧自由党系のベテラン議員も「副総理なので後継候補の一人であることは間違いない」と話す。

 菅氏に後継の期待が集まるのは、夏の参院選が迫っていることから党内調整に時間をかけるわけにもいかず、有力閣僚を横滑りさせるしかないとの判断がある。さらに、16日までの通常国会会期を延長せずに閉会し、新内閣の勢いで「6月24日公示、7月11日投開票」の参院選を実施したいとの考えもある。

 ただ、党代表経験者の一人は「しっかりとした代表選をしなければならない」と指摘。小沢幹事長と距離を置く中堅議員は「菅氏が小沢氏を頼る政権づくりをめざすならば、対抗馬を立てる」と語っており、こうした声に押されて前原氏や岡田氏、仙谷由人国家戦略相の出馬を期待する動きも出ている。

 さらに、普天間移設問題をめぐり、連立離脱した社民党に対して後継首相がどのような姿勢を取るのかも焦点だ。社民党の福島瑞穂党首はこの日、那覇市で記者団に「日米共同声明で辺野古と宣言したことを明確に撤回しない限り、社民党の立場は変わらない」と述べた。

 一方、幹事長辞任に追い込まれた形となった小沢氏の動向も焦点となる。党内で衆参150人規模の議員グループを抱えており、不満がくすぶる可能性もある。党内には「小沢氏を離党に追い込むようなことになれば、民主党政権は維持できなくなるかもしれない」(ベテラン議員)との不安もあり、小沢氏や同グループが後継候補に誰を推すのかが注目される。

PR情報
検索フォーム


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介