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中国大使に伊藤忠相談役の丹羽氏決定 異例の民間出身

2010年6月15日10時34分

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写真丹羽宇一郎氏

写真戸田博史氏

 菅内閣は15日の閣議で、中国大使に伊藤忠商事相談役の丹羽宇一郎氏(71)、ギリシャ大使に野村証券顧問の戸田博史氏(58)をあてるなどの人事を決めた。民主党政権が進める民間人起用の象徴的存在となる。一方、韓国大使には本省の局長経験がない武藤正敏クウェート大使(61)を登用した。17日付で発令する。

 民間出身の大使はアフリカなどで例があるが、主要国では極めて異例。中国大使としては1972年の国交正常化以来初めてとなる。これまで外務省の中国専門家ら本省幹部経験者が務めてきたが、民間人の積極起用の一環として菅直人首相が決めた。

 丹羽氏は伊藤忠商事で98年に社長に就任した後、中国企業への投融資に積極的に取り組んだ実績がある。北京市長の国際企業家顧問を経験し中国経済界に人脈を持つ。

 ギリシャ大使に民間人が就くのも初めて。戸田氏は野村証券の債券や金融市場部門で豊富な経験を持つ。ユーロ危機の震源地であるギリシャで情報収集力を強化する狙いもあるようだ。

 また、韓国大使にはこれまで外務省の局長級ポストの経験者があてられてきたが、武藤氏はこうしたポストは務めていない。72年入省の武藤氏はキャリア官僚では初めての朝鮮語の専門家で、朝鮮半島を担当する北東アジア課長を務めたほか、3度にわたる韓国勤務が評価された。

 そのほか、国連大使には西田恒夫カナダ兼国際民間航空機関政府代表部大使、西田氏の後任に石川薫エジプト大使がそれぞれ決まった。また、エジプト大使には奥田紀宏国連代表部次席大使、オーストラリア大使に佐藤重和香港総領事が就く。

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