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「辞任、昨年末から考えていた」鳩山前首相インタビュー

2010年6月18日11時31分

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 鳩山由紀夫前首相が朝日新聞のインタビューに応じ、首相辞任の経緯や米軍普天間飛行場の移設問題への対応などについて語った。辞任については自らの「政治とカネの問題」が最大の理由で、内閣支持率が5割前後に下がった昨年末ごろから考えていたと述べた。普天間問題は、昨年一度は辺野古への移設に傾いたが、徳之島案が浮上したため「より幅広く考えてみようと思い先送りした」と語った。

 鳩山氏は首相辞任の理由について自らの政治資金問題をあげたほか、「参院選の直前に内閣支持率や政党支持率が下がると立候補予定者に迷惑をかける」と述べ、辞任が民主党にとって選挙上、プラスになると考えていたことを明らかにした。

 小沢一郎前幹事長の辞任については1日の会談で、「私が一緒に辞めてほしいと言った。小沢氏は自分も辞めると覚悟を決めていると話した」という。

 また、辞意表明のタイミングについて鳩山氏は、6月4日に予定されていた普天間問題を説明する衆院本会議としたい意向を小沢氏に伝えたが、小沢氏が「日がたつと、こういう話は漏れてしまう」などと反対したため、2日の両院議員総会になったと、その経緯を明らかにした。

 普天間問題で、昨年末に現行案の受け入れを認めようとしたのは、懸案となっていた環境特別協定の締結などに米側が前向きな反応を見せたため。沖縄の負担軽減につながるとして「現行案でも乗り切れるかもしれないと考えた時期があった」と述べた。しかし、民主党の牧野聖修衆院議員らが鹿児島県・徳之島への移設案を提起してきたため、先送りを決めた。

 その際、「過去に一度検討していたという話ははいっていなかった」「この案の検討に官僚は使わなかった」などと述べたうえで、「やり方は稚拙だったかもしれない。もっと正面から情報を集めて、冷静な議論をしていたらと思う」と、不十分な情報のもとで対応していたことを明らかにした。

 菅直人首相が見直す姿勢を見せている政治家と官僚の関係については「政治主導は何でもかんでも官僚を排除することではない。それは政治主導のはき違いだ」と語り、改善の余地があることを認めた。

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