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参院資産公開、民・自ほぼ横並び 個人1位は松田公太氏

2011年1月4日10時11分

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 昨年7月の参院選で当選した参院議員の資産が4日、公開された。朝日新聞社の集計によると、政党別にみた議員の平均資産は民主党が2521万円、自民党2601万円で、ほぼ横並び。1998年の民主党結党以来、両党の差が最も近づいた。自民党は資金力の弱い新人議員が大量に当選、平均値を大きく引き下げた。全議員の平均は3020万円で、前回公開された2008年より27%増えた。

 今回公開の対象となったのは121人。朝日新聞社が定期性預貯金などの総額と、土地、建物の固定資産税の課税標準額を合計。株式は除いて算出した。普通預金は公開の対象外となっている。

 08年の公開と比べると、民主党は82%増(前回1386万円)と大幅に伸ばしたのに対し、自民党は44%減(同4661万円)。自民党の平均は民主党の1.03倍となり、99年(4.09倍)、02年(1.68倍)、05年(1.33倍)、08年(3.36倍)と比べ、最も差が縮まった。

 民主党は初当選組13人の平均が2466万円と、2期以上の31人の平均2544万円と大差がなかった。個人別資産額で7位の大野元裕氏(埼玉)が初当選組の平均を押し上げたためだ。

 一方、自民党の初当選組25人の平均は1748万円で、うち6人は資産0円だった。その1人、中西祐介氏(徳島)は「自分の当選で、若くて資産のない人にもチャンスがあることを示せた」と話す。ただ「選挙では事務所やポスターなど必要経費がかかる。預貯金を使い、選挙直後は手元に十数万円しか残らなかった」と苦しい懐事情を明かした。

 初めて資産公開が実施された93年(89、92年当選組)の自民党議員の平均は1億411万円あった。17年間で資産家の議員が大幅に減少した。

 他の政党では、みんなの党が最も多く8804万円。次いでたちあがれ日本8346万円、社民党6650万円、公明党1034万円、新党改革827万円、共産党698万円だった。

 個人別でみると、1位はタリーズコーヒージャパンの創業者でもあるみんなの党の松田公太氏(東京)。4億8645万円と群を抜く資産家ぶり。4億円を超えたのは、02年の大橋巨泉氏以来。社債をはじめ有価証券の額面総額が約3億3千万円にのぼる。ベンチャー企業への支援などビジネスのつき合いで買ったものが多いという。松田氏は「制度通り額面金額で申告した。実際には二束三文になっているものも多い」と話す。

 初当選組の平均資産は3070万円と、93年以来初めて全体の平均を上回った。上位3位に松田氏ら初当選組が2人入ったのが主要因だ。05年公開で1位だった民主党の小川敏夫氏(東京)は5位に下がった。小川氏は「資産の有無にかかわらず、いろんな人材が幅広く政界に入ってこられるのはいいことだ」と話している。(鈴木拓也、渡辺哲哉)

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