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南スーダンに陸自の施設部隊派遣へ PKO

2011年10月15日3時0分

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図拡大ジュバとマラカルの位置

 野田政権は、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に陸上自衛隊の施設部隊を派遣する方針を固めた。第1次の現地調査団が、首都ジュバは治安上の問題はないと結論づけており、ジュバでの活動を念頭に派遣が可能と判断した。今後、国連と協議したうえで早ければ11月下旬に部隊派遣を閣議決定し、年明けにも活動を始める予定だ。

 第1次調査団は内閣府と外務、防衛両省で構成し、ジュバや北部のマラカルで南スーダン政府高官や国連幹部から聴取。関係者の話を総合すると、ジュバは「早期の部隊派遣や活動開始が可能」として、「ジュバを拠点として施設活動を行うことで検討を深めることが適当と判断した」と結論づけた。

 政権は現在、南スーダンまでの補給路などを確認するため、ケニアなど周辺国に第2次調査団を派遣。今月下旬の帰国後に部隊派遣を正式決定し、具体的な派遣規模や日程を固める。

 第1次調査団の調査結果によると、PKO部隊を展開している国連南スーダン派遣団(UNMISS)幹部が「当面はジュバでの活動を期待する」と表明し、派遣時期は来年5月ごろの雨期入り前を要請。国連が期待する活動内容は国際協力機構(JICA)が計画しているナイル川沿いのジュバ港や架橋工事関連の道路整備などで、将来的にはジュバの北方約150キロにあるボアなどに活動範囲を広げる可能性もあるとした。

 調査団はまた、施設部隊の宿営可能性などをめぐってジュバとマラカルを比較。治安についてはジュバが「強盗や窃盗などの犯罪のみで比較的安定している」とする一方、マラカルは部族間衝突や地雷の危険性があると指摘している。

 部隊の後方支援については、ジュバはモンバサ港(ケニア)やエンテベ空港(ウガンダ)から補給できる可能性があると認定。マラカルは雨期に陸路が寸断されるなど補給が難しいとの見解を示した。さらに衛生状態はジュバ、マラカルとも良くないと指摘。ジュバはマラリアが重症化する例があり、マラカルも感染症などの危険性が大きいとした。

 自衛隊員の武器使用を制限したPKO参加5原則については、国連側と調整し、武器使用を伴う可能性がある文民保護任務は「ないことを確認した」としている。

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