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もんじゅ、廃炉含め検討 細野原発相「一つの曲がり角」

2011年11月26日23時5分

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 高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)をめぐり、細野豪志原発相は26日、廃炉も含めて検討していく意向を示した。自ら副議長を務め、来年夏までにエネルギー政策を見直す「エネルギー・環境会議」(議長・古川元久国家戦略相)の議論に反映させる考え。もんじゅ視察後、福井県おおい町で記者団に語った。

 野田政権は、エネルギー政策見直しの中で高速増殖炉など核燃料サイクルのあり方も検討。内閣府の原子力委員会では、原子力政策の基本方針となる「原子力政策大綱」の改定作業を進めている。細野氏がもんじゅ廃炉の可能性に言及したことで、こうした議論の方向性に影響を与えそうだ。

 細野氏は、もんじゅについて「一つの曲がり角に来ている」と指摘。「かなりの年月が経っていて設備も若干古い」「様々なトラブルがあった」ことを理由に挙げ、廃炉について「そういったものも含めて検討していく」と述べた。そのうえで「何らかの判断を、来年はしなければならない」と強調した。

 もんじゅは、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを燃料として、使った燃料よりも多いプルトニウムを作る高速増殖炉。国は2050年ごろまでの実用化をめざし、これまで1兆円程度の予算を投じた。だが、1995年のナトリウム漏れ事故以降、ほとんど稼働していないのに維持管理だけで1日あたり5千万円以上かかる。政権内でも「ゼロベースで検討するべきだ」(枝野幸男経済産業相)との声が出ている。

 また、欧米を中心に多くの国が高速増殖炉路線から撤退しており、もんじゅの廃炉を求める声は強まっている。行政刷新会議は20日の政策仕分けで、もんじゅの抜本的な見直しを提言。衆院決算行政監視委員会も近く、「中止も視野に入れた徹底した見直し」を政府に勧告する。(関根慎一、石塚広志)

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