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オスプレイ、沖縄に直接配備 本州一時駐機を撤回

2012年5月11日6時1分

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写真拡大米軍普天間飛行場に配備される米軍の新型輸送機MV22オスプレイ

 日米両政府は、米軍の新型輸送機MV22オスプレイ12機を、7月中旬に那覇市内の米軍施設に配備することを決めた。試験飛行や安全点検を実施したうえで、10月に米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に実戦配備する方針だ。

 両政府は当初、沖縄の地元感情に配慮し、本州に一時駐機させた後に普天間に配備することで大筋合意。本州では山口県の米軍岩国基地などを候補としていたが、同県の二井関成知事が反対を表明していた。

 岩国基地には2014年までに、神奈川県の米軍厚木基地から空母艦載機部隊が移駐予定。オスプレイを駐機させようとすれば、厚木からの移駐計画にも影響が出かねないと判断した。

 オスプレイは那覇市の米軍港湾施設で3カ月間試験飛行などを行った後、10月から普天間に配備し、最終的に24機に増やす予定。米側は最初の12機の機体を分解した状態で搬入する方法を検討しているとみられ、日本政府内には「組み立て直後の飛行は不具合が起きやすく、安全性が確保できるか疑問だ」(防衛省幹部)との懸念も出ている。

 4月には、モロッコで訓練中のオスプレイが墜落。防衛省は事故原因の説明を米側に求めているが、回答はないという。沖縄側はオスプレイの配備に一貫して反対しており、沖縄配備を進める両政府の姿勢に反発を一層強めるのは必至だ。

■沖縄は配備反対強調

 沖縄県の与世田兼稔(よせだ・かねとし)・副知事は10日、オスプレイを7月に沖縄に配備するとの国の方針について、「配備時期について防衛省側から連絡はなく、県としてコメントは控える」と述べた。一方で、「安全性や騒音について国から十分な情報が示されていない。危険な普天間飛行場に、危険とされるオスプレイを配備するのは、県は反対だ」と従来の見解を強調した。

 オスプレイの問題では、普天間への配備前に駐機させる候補地として、米軍岩国基地などが挙がったが、山口県の二井関成知事は3月、県議会で「現時点では反対と言わざるを得ない」と述べたほか、岩国市では、市民団体が配備阻止を訴える集会を開くなど反発が強まっていた。

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