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コスプレ熱、世界の名古屋―記者・細川卓が潜入する

写真:映画「スパイダーマン」のコスプレイヤー=名古屋市中区、細川卓撮影拡大映画「スパイダーマン」のコスプレイヤー=名古屋市中区、細川卓撮影

写真:アニメ「魔女の宅急便」のコスプレイヤー=名古屋市中区、細川卓撮影拡大アニメ「魔女の宅急便」のコスプレイヤー=名古屋市中区、細川卓撮影

 近ごろ、名古屋は「コスプレの聖地」と呼ばれているらしい。そういえば、昨年8月、大須で開かれた「世界コスプレサミット」をカメラマンとして取材した際、真夏の太陽の下、街をのみ込んだ熱気に驚き、頭がクラクラした記憶がある。あの熱気の理由を知りたくなった。

なりきりコスプレイヤーたち

■作品への愛情表現

 日曜の午前10時。鶴舞公園(名古屋市昭和区)にある市公会堂前に、若い男女が長い列を作っていた。8割が女性で、それぞれ脇には大きなキャリーケース。身の丈ほどの荷物を背負う人もいた。

 名古屋のイベント団体・アミティエが主催するコスプレのイベントの参加者たちだ。10〜20代中心に約500人。キャリーケースの中はアニメや漫画のキャラクター(キャラ)衣装で、公会堂の更衣室でメークと着替えをし、カメラを手に公園内に繰り出す。

 ここは、東海地方のコスプレイベントの中心地だ。緑豊かな広い公園に、歴史を感じさせるホールや階段など、撮影スポットの豊富さから、約2年前からインターネットや口コミで評判が広がった。公会堂大ホールの週末の予定は約1年先までいっぱい。東京や大阪の団体も抽選に参加する。

 「名古屋のコスプレ熱は高い。なりきることに貪欲(どんよく)で交流が盛ん」と、アミティエ代表の海輪征稔(かいわゆきとし)さん(41)はいう。もともと大阪や神戸を拠点にしていたが今年2月、名古屋に移った。年間約50イベントを東海地方中心に開く。

 なぜ、それほど熱くなるのか。参加者に聞いた。

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