【動画】那智の火祭り=伊藤進之介撮影 |
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和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社の例大祭「那智の火祭り」が14日、世界遺産の那智の滝の周辺であった。12本の大たいまつを担いだ白装束の氏子たちが「ハリヤー、ハリヤー」のかけ声をあげながら、熊野の神々が乗った12体の扇みこしを出迎えた。燃えさかる火の勢いを抑えるため、水を吹きかけながら参道の石段を練り歩いた。たいまつには、2011年9月の台風12号水害で倒れたヒノキを使い、復興への願いも込めた。
祭りは、熊野の神々が年に一度、那智の滝に里帰りする神事。台風水害では那智の滝の前にある祭りの斎場の一部が流失したが、今年は復旧工事が終わり、台風前と同じように神事が営まれた。朝日芳英宮司は「今年からまた新たな第一歩を踏み出すような気持ちだ」と話していた。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に昨年12月、登録された伝統芸能「那智の田楽」も登録後、初めて奉納された。