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10月14日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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超高層ビル、南海トラフ地震の3.8倍で倒壊 初の実験

写真:防護フレームに倒れかかった超高層ビルの試験体=兵庫県三木市拡大防護フレームに倒れかかった超高層ビルの試験体=兵庫県三木市

 【佐藤建仁】大きな振幅でゆったりと揺れる「長周期地震動」に超高層ビルはどこまで耐えられるか。実際に壊れるまで揺らして確かめる初の実験が11日、防災科学技術研究所の施設「Eディフェンス」(兵庫県三木市)で行われた。高さ約25メートルの試験体は、東海、東南海、南海の3連動地震で想定される長周期地震動の3・8倍の強さで揺らすまで倒れなかった。

 試験体は高さ約80メートルのビルを模した18層の鉄骨造り。3連動地震の想定の3・1倍の地震動を加えると、低層階がゆがみ、全体が傾く倒壊状態になった。その後、震動台の能力上限の3・8倍を3回加えたところで、低層階の柱が潰れて上層階が大きく傾き、脇に設置された防護フレームに倒れかかった。

 長周期地震動は、高層建築が揺れやすい周期1秒以上の揺れが長く続く。東日本大震災で東京や大阪の超高層ビルが大きく揺れ、関心が高まっている。実験を計画した大手ゼネコン鹿島の高橋元美・上席研究員は「実際の高層建築がどこまで耐えられるかを実証した貴重なデータだ。耐震性の評価法を作ることができる」と話した。

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