メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

07月18日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

関門海峡、津波で操船困難 南海トラフ地震想定

写真:白波が立つほどの急流で知られる早鞆瀬戸(はやとものせと)。上にかかるのは関門橋=北九州市門司区拡大白波が立つほどの急流で知られる早鞆瀬戸(はやとものせと)。上にかかるのは関門橋=北九州市門司区

図:関門海峡の図拡大関門海峡の図

 【荻野好弘】南海トラフ巨大地震の津波によって、関門海峡では普段の潮流と相まって大型船の操縦が難しくなる激しい流れが生じる恐れのあることが、専門家らのシミュレーションでわかった。海上保安庁は関門海峡で、地震時の航行制限や船の避難について船舶業界に協力を求めている。

特集:南海トラフ地震の被害想定

 関門海峡は1日約550隻が行き来する。普段から、干満の差が大きい瀬戸内海と小さい日本海の潮位差が、最高で約10ノット(時速約18・5キロ)の急流を生み、流れの向きが1日4回変わる「海の難所」だ。

 南海トラフ地震では、海峡沿いの北九州市門司区や山口県下関市が最大震度5弱の揺れに見舞われ、4メートルの津波が来ると国は想定。西部海難防止協会(北九州市)の調査委員会が、地形データなどを加え、地震時の海峡の様子をシミュレーションした。

 それによると、地震発生の約1時間半後から、東の周防灘側から波が引き始め、その後、東から津波(押し波)が進入。これらで、大きな流速が生じる。

 海峡の最狭部で関門橋付近の早鞆瀬戸(はやとものせと)(幅約650メートル)中央部では、東向きの引き波時に最大4・5ノット(時速約8キロ)、門司埼側では同8・7ノットの流速になるという。大瀬戸(下関市彦島付近)では西向きの押し波時に流速が5・2ノットに達する。普段の潮流と重なると、20ノット近い激流になる恐れがある。

 船舶の専門家らによると、タンカーなどの大型船でも10ノット超の潮流を安全に進むのは困難。津波が来ればかじが切れず、押し流される危険も高まる。関門独特の地形から大きな渦もできるとみられ、「どんな海難事故が起きてもおかしくない」(調査委)という。

続きを読む

この記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。

無料会員登録はこちら

朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら

PR情報

検索フォーム

南海トラフ地震の被害想定 最新記事

朝日新聞社会部 公式ツイッター

注目コンテンツ

  • 写真

    【&D】ドライブ中も目的地でも

    おすすめのおしゃれアイテム

  • 写真

    【&TRAVEL】建築家・坂茂氏設計の温泉宿

    楽しいひとり温泉

  • 写真

    【&M】ポークビンダルーがうまい!

    酸味と辛みが絶妙

  • 写真

    【&w】100人に1人が抱える孤独

    ほんやのほん

  • 写真

    好書好日芥川賞ぜんぶ読んだ人

    直木賞すべて読んだ人と対談

  • 写真

    論座外国人の心をつかむポイント

    今日の編集長おすすめ記事

  • 写真

    アエラスタイルマガジン注目の女優・山口まゆ

    思い描く理想の男性像とは

  • 写真

    T JAPAN奇妙な色と形の現代アート

    新しい抽象芸術のかたち

  • 写真

    GLOBE+英語はパブで鍛えました

    連載「バイリンガルの作り方」

  • 写真

    sippo京都の河川敷に野犬急増

    捨て犬が繁殖か?

  • 働き方・就活

  • 転職情報 朝日求人ウェブ