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09月25日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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現地で悪戦苦闘して1カ月、次はコンゴへ @ナイロビ

 ソマリア、南スーダンへの短い旅を紹介してきました。右往左往や個人的な思いや泣き言も含めて書いてきましたが、こうした経験は特別でも何でもなく、海外にいる特派員がみんな経験していることです。

 特派員たちはみな、プロ意識に徹して、限られた時間の中で大事な記事を読者に届けようと頑張るわけです。個人的な体験や思いは自分の胸にしまい、泣き言を言わずに大事なことに集中します。

 今回のように、現地に入ってからさて、どうしようかということはまずないわけです。あえてそういうことをしようと考えたのは、狙いをはっきりと定めて取材に赴くことで、漏れ落ちてしまうことが実はたくさんあるのではないかと思ったからです。

 お届けしている記事は、基本的には時間を置かず、その日のうちに書いています。その場所の空気や感じたことを大事にしたいと思うからです。実際に掲載されるのは一日1本ですから時間差が生じますが、後から書き直すことはしていません。正直に言って新聞記事としては成立していないものがたくさんあります。読んで「何がいいたいのか」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 シリーズ全体が模索なのですが、とりわけ、最初の二つについてはそれが強くいえると思います。今回の南スーダン編の方が強くいえるのですが、取材している本人も取材が浅い、食い足りないと感じています。とりあえずは、最初の三つの旅、次のコンゴ民主共和国までは駆け抜けてみたいと思っています。機会をみて、もう少しじっくり腰を据えて人の話を聞いてみたいと考えています。

 ここまでやってきて、計算外だったのは、ツイッターです。とてもつながりにくく、つぶやこうと思ってもできないことが多いのです。本当は移動の途中はツイッター、着いた先で記事、とすみ分けるつもりでしたが、とてもそのようにはいきません。

 面倒だったのが位置情報。記録するのを忘れたのは二度や三度でなく、そのつど「もう一度あの場所に行って」ということになります。でも、数少ない売り物ですので、仕方ありません。ようは記録するのを忘れなければいいのですが、5分前のことすら覚えていないていたらくなのでいけません。

 というわけで、この原稿はナイロビで書いています。これが掲載されるころには、次の訪問地ブルンジに入っているはずです。ブルンジからルワンダを抜けて、コンゴ民主共和国を目指します。

江木慎吾

プロフィール江木 慎吾(えぎ・しんご)

61年生まれ。社会部をへて00年代、ナイロビ、ニューヨーク支局に勤務。バルカン半島、中東、アフリカ各地の紛争取材を経験しつつ、小心さは変わらない。動作が緩慢でのんきに見えるが、気は短い。趣味は散歩。しばしば二日酔い。だめトラファン。

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