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11月19日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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胸躍る寄り道、ビザ求めてブルンジ入国 @ブジュンブラ

写真:ブジュンブラ市街=20日、江木慎吾撮影拡大ブジュンブラ市街=20日、江木慎吾撮影

写真:タンガニーカ湖畔のリゾートホテル=20日、ブジュンブラ、江木慎吾撮影拡大タンガニーカ湖畔のリゾートホテル=20日、ブジュンブラ、江木慎吾撮影

 ソマリア、南スーダンに続いて、コンゴ(旧ザイール)に向かう。この三つの地域は12年前、ナイロビ支局に勤務したとき、内戦のさなかにあった。いずれも一定の区切りを迎えたものの、それぞれに戦闘の影をひきずったままになっている。

 コンゴ内戦は「アフリカ大戦」「アフリカの世界大戦」などと呼ばれ、周辺の様々な国が関与していた。いまなお、東部地域では戦闘が続いている。M23という反政府武装勢力が攻勢を強め、東部の中心都市ゴマに入ったと伝えられる。

 1994年に起きたルワンダの大虐殺で、難民がコンゴ東部に大量に逃げた。このとき、自衛隊が平和維持軍として派遣されたのがゴマ周辺だった。

 武装勢力のM23については、ルワンダとウガンダが支援していると指摘する国連の専門家のリポートが明らかになったばかりだ。ルワンダ、ウガンダはともに強く否定している。特にルワンダが東部の反政府武装勢力を支援しているという疑惑は、かなり前から人権保護団体や各国のメディアが伝えてきた。

 ところで、コンゴに行くのに、なぜブルンジに来ているのか。ナイロビでは、コンゴのビザがとれなかったからだ。

 在ナイロビのコンゴ大使館は、ケニアに定住していないとビザを発給してくれない。ナイロビ支局に勤務していれば問題ないのだが、風に吹かれてあちらこちらをさまよっている身では、ビザを発給してもらえない。

 こうした扱いをしている国は少なくない。ナイジェリアなどもそうだ。でも、その運用は大使館によって異なるので、中には「寅さん」のような存在にもビザを発給してくれるところがある。コンゴの隣国ブルンジでビザが受けられると聞いたので、こちらを経由してコンゴを目指すことにする。

 もちろん、日本にいる間にビザ申請していれば問題なかった。準備を怠ったつけがこういうところに影響してくる。

 もう一つ、ブルンジはナイロビ支局勤務時代にもっとも通った国でもある。ここに懐かしい仲間が待っていてくれるはずだった。

江木慎吾

プロフィール江木 慎吾(えぎ・しんご)

61年生まれ。社会部をへて00年代、ナイロビ、ニューヨーク支局に勤務。バルカン半島、中東、アフリカ各地の紛争取材を経験しつつ、小心さは変わらない。動作が緩慢でのんきに見えるが、気は短い。趣味は散歩。しばしば二日酔い。だめトラファン。

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