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06月26日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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(オルタナティブ・ニッポン)ネットで遺構探索

写真:東日本大震災アーカイブ(http://t.asahi.com/5ss4)の画面。日本列島の上に震災遺構の写真などが表示される拡大東日本大震災アーカイブ(http://t.asahi.com/5ss4)の画面。日本列島の上に震災遺構の写真などが表示される

写真:首都大学東京の渡辺英徳准教授拡大首都大学東京の渡辺英徳准教授

■首都大東京の渡辺英徳准教授

話そう震災遺構特設マップFBページ「オルタナティブニッポン」

 電子地球儀グーグルアースを使って、震災遺構などの写真や動画をインターネット上に無料公開している人たちがいる。首都大学東京の渡辺英徳准教授の研究室を中心としたチームだ。渡辺准教授は「眺めるだけでも、震災を考えるきっかけになる。被災地以外の人にとっては重たいテーマである震災にふれる入り口にもなる。若い人に、どんどん参加してほしい」と話す。

 専用のウェブページを開くと地球儀がズームアップされ、東北沿岸部が現れる。「東日本大震災アーカイブ」(http://t.asahi.com/5ss4)だ。被災地の写真や動画、仮設住宅に住む人の話を聞き書きした新聞記事などを、地図上の位置情報と組み合わせて表示する。

 デザインにも工夫を凝らしている。

 例えば、画面左上にあるタイムラインと呼ばれる時間軸。マウスなどで目盛りを動かすと、震災発生前や直後、現在の様子を簡単に見比べることができる。

 渡辺さんがこだわったのは「検索より探索」という感覚だ。「使う人の日常の延長に落とし込み、旅をするように使ってほしかった」と話す。

 これまで、広島や長崎の被爆者の証言を、グーグルアース上にアーカイブ化してきた。その土地特有の課題に、外部の人間が関わる時、必要なのは自分たちの代弁者を地元に作ることだという。

 デジタルという最新の技術。東京から数回、出かけて説明するだけでは、プロジェクトの意義を理解してもらうことは困難だ。広島では、地元の広島女学院高校の生徒が、高校の先輩である被爆者らの証言集めに参加している。インタビューの様子を動画で撮影し、アーカイブにアップしている。渡辺さんは「代弁者を通じて地元と信頼関係を築くことは、デジタルだからこそ、必要なプロセス」と強調する。

 アーカイブには、今も新たな情報が集まっている。さらにプロジェクトを発展させていくため、今年、アーカイブ作りに関する本を出す予定だ。

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