■大阪商業大・上ノ原秀晃さん
参院選ビリオメディア【聞き手・杉崎慎弥】全体的には、有権者も政治家も、突然ネット選挙を突きつけられ、何をしていいかわからず、持てあましたというのが実情だろう。「隣の芝生は青い」という言葉のように、米国のネット選挙などをみて期待値が高くなりすぎた分、盛り上がりに欠けたように見えたのではないか。
東京選挙区で過熱したネットでの落選運動も、陣営間での局所的現象という面が大きかった。例えば、攻撃側による批判を見る人は、攻撃される側に元々ネガティブな印象を持つ人たちだと予想されるので、投票行動が大きく左右されることはないだろう。むしろ、政策的に近くフォロワーが重なる政治家同士の場合は、落選運動の効果が出てきそうだと言える。ネット選挙が結果に与えた影響はなかったと、私は思う。