【小池竜太】原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物の処分方法について、経済産業省は地中に捨てる際、従来は明示していなかった回収できる可能性を残す案をまとめた。20日の総合資源エネルギー調査会の作業部会で提案する。
原発から出る使用済み燃料は再利用可能なプルトニウムなどを取り出すために、すべて再処理される。国の現在の方針では、その際に出る高レベル放射性廃棄物は、ガラスで固められ、国内の地下300メートルより深い場所に廃棄する。地下深くに埋めることによって、数万年以上、生活環境から隔離する。だが、最終処分場の候補地は見つからず、建設の見通しは立っていない。
経産省は今年5月、3年半ぶりに議論を再開していた。高レベル放射性廃棄物については科学技術の進展により、量を減らしたり、政策が変わったりする可能性があるとして、新たな方針を提案することにした。
高レベル放射性廃棄物に関しては、日本学術会議が昨年9月、現在の方針を白紙に戻し、数十〜数百年間の暫定的な保管などを盛り込んだ提言をしている。
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