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旧警戒区域で3年ぶり正月神楽 福島・相馬小高神社

写真:神楽の様子拡大神楽の様子

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 東京電力福島第一原発の旧警戒区域(20キロ圏内)にある福島県南相馬市の相馬小高神社で1日、3年ぶりに地元に伝わる神楽が奉納された。原発事故後は神楽の担い手である住民も各地に避難してバラバラになり、中止を余儀なくされていた。昨年12月になって遅れていた国による除染の完了時期のめどがようやくつき、この年末年始からは特例宿泊も認められるようになり、100年以上の歴史をもつ伝統行事がこの日、復活した。

 集まった約200人の初詣客の前で、獅子神楽の舞を披露したのは、地元の片草青年団の9人と八景(はけい)神楽保存会の8人。先頭で獅子頭をかぶった農協職員、原亨さん(27)は、近所の住民から「ありがとう」と連呼され、「まる2年間、みんなと練習もできなかったので、久しぶりの感触は感慨深かった。皆さんがこれで少しでも元気になってくれれば……」と息を弾ませていた。奉納後は、「獅子が悪い病気を食べてくれる」という言い伝えで、獅子が開けた大きな口の中に頭を入れる人の行列ができた。小さな子どもは怖そうにしながらも、父親に抱かれて獅子の口に頭を差し出していた。宮司の相馬胤道さん(75)は「もう神楽の復活は難しいと思っていた。若い人も含め、よく戻ってきてくれた」と喜んでいた。

 相馬小高神社は国指定の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」の出陣式などが行われる神社の一つとして知られている。

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