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死者少なくとも65人 大聖堂の塔も崩壊 NZ地震

2011年2月22日23時42分

写真拡大街の象徴の大聖堂も損壊した=22日、ニュージーランド・クライストチャーチ、現地在住の晝間(ひるま)尚子さん提供

 【シンガポール=塚本和人】キー首相は22日、地元メディアに対し「完全な廃虚となった光景だ。ニュージーランドで最も暗い日となった」と述べた。首相は死者は少なくとも65人にのぼるとしている。クライストチャーチ市のシンボル的存在の大聖堂の塔も崩れ落ちたという。地元テレビ局は、死者が200〜300人に達する可能性があると伝えた。パーカー市長も同日夜、市内6カ所のビルなどに計100人以上が閉じ込められているほか、個人宅にも多くが閉じ込められている可能性があると語った。

 現地では22日夜、強い雨が降る中、軍隊も動員され救助活動を続けている。病院は数百人のけが人であふれ、重傷者はオークランドなどへ空路で搬送されているという。

 学校などが避難所となり、数千人が寝場所を求めて列を作った。断水し、市当局は市民に雨水をため込むよう呼びかけている。パーカー市長は非常事態を宣言。同国政府も対策本部を設置した。

 ニュージーランドは太平洋の岩板(プレート)とインド・オーストラリアプレートが押し合う場所にあり、地震が起きやすい。今回の地震は活断層に伴う直下型地震で、米地質調査所は、昨年9月に西に隣接する活断層で起きたM7の地震の余震とみている。前回の地震で構造が弱った建物が今回、多く倒壊したとの見方もある。

 人口約35万人のクライストチャーチは同国第2の都市。外務省によると、昨年10月1日現在、在留邦人は2820人。

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