生きていれば、困難が重なる時があるのかもしれません。 自分ががんになるなんて、1万分の1も疑っていなかったんです。若い頃は徹夜続きでも平気で、「才能は体力」と公言していたし、40代からは健康オタクと言えるほど気を使っていました。 2014…[続きを読む]
1971年生まれ、東京育ち。東京本社映像報道部次長。97年、横浜支局員だった26歳のとき、肺に転移した精巣腫瘍(しゅよう)が判明。手術、抗がん剤治療を受け、2度再発。神奈川版に連載した記事「がんと向き合って」が本となり、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。社会部で教育や災害取材を担当、「がん」「自殺対策」「いのちの授業」などを継続して取材。
思春期や若い成人(AYA世代)のがん経験者がライトを浴びながら笑顔でステージへ――。聖路加国際大学(東京都中央区)の日野原ホールで11月4日に開かれた集まりで、そんな場面があった。[続きを読む]