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陸前高田の高校生2人、長崎平和大使に「悲しみは同じ」

2011年6月12日20時23分

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写真拡大母やきょうだいを亡くした被爆者の体験を聞いて涙ぐむ菊地将大さん(左)と佐々木沙耶さん=長崎市

 被爆地・長崎から核兵器廃絶を訴える署名をスイスの国連欧州本部に届ける第14代「高校生平和大使」の結団式が11日、長崎市であった。11人の平和大使には、東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市の菊地将大さん(17)=県立高田高3年=と佐々木沙耶さん(16)=同2年=も参加。2人は「被災地に対する支援への感謝を世界に伝えたい」と語った。

 高田高の生徒会長を務める菊地さんは、津波で行方不明になった両親が4月下旬、遺体で見つかった。今は祖母の幸子さん(75)と、津波を免れた自宅で2人で暮らしている。

 父の博幸さん(当時49)の机の引き出しからは、野球部や陸上部で活躍する自分の新聞記事を集めたスクラップを見つけた。「父のためにも、いつまでも暗い気持ちではいられない。応援してくれる人に感謝して生き続けなければならない」と応募した。

 佐々木さんは、家族は無事だったものの、津波で自宅を流された。「原爆と津波の違いはあっても、自分の町を失う悲しみは同じ。被災地の代表として、悲しみを届けたい」と語った。

 2人は結団式で、原爆によって3人の家族を亡くした下平作江さん(76)の体験を聞いた。一行は8月17〜24日、スイスやオランダを訪れる。(渡辺洋介)

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