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新START条約発効へ 米ロ外相が5日に批准書交換

2011年2月2日6時55分

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 【ワシントン=望月洋嗣】米国務省は1日、クリントン米国務長官とロシアのラブロフ外相が5日にドイツのミュンヘンで新戦略兵器削減条約(新START)の批准書を交換する、と発表した。これにより、米ロに戦略核弾頭数の配備数を1550発以下に削減するよう義務づけた新STARTが発効する。

 新STARTは米ロ両国に発効から7年以内に戦略核弾頭の配備数を1550発以下、ミサイルや爆撃機などの運搬手段の総数を800以下にするよう設定。米ロの戦略核弾頭は米ソ冷戦期のピーク時以降で最低水準になる。

 「核のない世界」を提唱するオバマ政権は、同条約の発効後、戦術核の削減に取り組む意向を示している。しかし、通常兵器を含めた軍事力で大きく劣るロシアは慎重で、米ロの核軍縮交渉は当面は進展しないとの見方がある。

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