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米が未臨界核実験 事前告知なく昨年12月と今年2月

2011年7月20日10時10分

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 米政府が、核爆発を伴わない「未臨界核実験」を昨年12月と今年2月に実施していたことが分かった。オバマ政権下での未臨界実験は、昨年9月を含めて計3回になった。米エネルギー省の国家核安全保障局(NNSA)は「定例的な実験だ」としているが、「核のない世界」を唱えるオバマ政権下での相次ぐ実験に批判も出そうだ。

 NNSAはネバダ核実験場で昨年12月1日と今年2月2日に実験を実施。事前告知や直後の発表はせず、6月に発表した保管中の核兵器に関する実験報告書に記載した。実験は核兵器が爆発事故を起こさない「安全性」や、実際の使用時に設計通りの破壊力が出せる「信頼性」を確認することが目的だという。

 オバマ政権は、従来は行われていた事前の告知をしないため、実験の透明性を問う声もある。NNSAは「透明性や説明責任は、報告書への記載によって果たしている」としている。

 未臨界核実験は、クリントン政権下の1997年に初めて行われ、今回で26回目。オバマ大統領は、ロシアとの合意に基づいて核弾頭数の削減に取り組む一方、残存する核兵器の信頼性を維持する方針を示している。(ワシントン=望月洋嗣)

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