米国政府関係者は13日、東京・赤坂の同国大使館で記者会見し、北朝鮮が核兵器や生物・化学兵器など、いわゆる大量破壊兵器を輸出するなど、国外に拡散していることを示す証拠は「承知していない」と述べた。
この関係者は、北朝鮮が大量破壊兵器の運搬手段となるミサイルについては、すでに輸出をしており同国にとって「貴重な現金の供給源」となっていることを指摘。こうした拡散を止めるために、海上阻止行動など何らかの対抗措置をとることには「有用性を認める」とした。しかし、大量破壊兵器そのものを拡散しているかどうかについては、「私の知る限り、北朝鮮がすでに行っているという証拠は何も承知していない」と語った。ただし、「まだ行っていないとしても、我々が心配しなければならないことは明らかだ」と付け加えた。
(06/14 10:44)
|