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【北朝鮮核問題】
 
「ヘロイン密輸に朝鮮労働党員関与」豪検察が法廷で指摘

 北朝鮮の貨物船が4月、オーストラリアに大量のヘロインを密輸したとされる事件の予備審問で、豪連邦検察は6日、この貨物船に同乗していた朝鮮労働党の党員が情報機関の一員で、積み荷が麻薬であることを知っており、乗組員の任務を監視し、指導する役割を担っていたと指摘した。北朝鮮当局がヘロイン密輸に関与していたとの見方を示唆したものだ。予備審問は5日から、メルボルン地裁で始まった。

 麻薬密輸罪などに問われているのは、貨物船ポン・ス(約4000トン)のマン・スン・ソン船長(63)と朝鮮労働党のチェ・ドンソン党員(59)を含む乗組員30人=いずれも北朝鮮籍=と、ヘロインの受け取り側とされる中国系のマレーシア人やシンガポール人ら4人の計34人。

 豪連邦検察によると、チェ党員の船内での地位は船長よりも上で、「政治担当官」として操船にはかかわっていなかった。貨物船内にはヘロイン以外に積み荷はなく、乗組員たちはヘロインを豪州に密輸するのが任務だと知っていた。また同検察は、貨物船内から密輸の報酬とみられる「多額の米ドル紙幣」が見つかったことも明らかにした。

 この貨物船は4月16日、豪南部海岸に近づき、ヘロイン125キロ(豪当局が押収ずみ)をマレーシア人らに引き渡して逃走、4日後の20日、豪東部沖で拿捕(だほ)された。豪司法当局は、密輸しようとしたヘロインの総量は150キロで、25キロは引き渡し作業の際に水没したとみている。一方、受け取り側のマレーシア人らは、観光ビザで豪州に入国していた。

(11/06 21:16)


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