中国の王毅(ワン・イー)外務次官が25日、北朝鮮の平壌に入った模様だ。数日間滞在する見通し。北朝鮮の核開発問題をめぐる2回目の6者協議開催に向けて、同国の金永日(キム・ヨンイル)外務次官らと調整を行うとみられる。北京の外交筋などが明らかにした。
6者協議は今月17日からの開催を目指し各国が調整していたが、北朝鮮の核開発放棄や米国による「安全の保証」の用意などを書き込んだ共同文書案をめぐって米朝間の溝が埋まらず、年内開催の見送りが決まった。
中国は6者協議で「具体的な成果がほしい」(王次官)としており、議長役の王次官が自ら訪朝して、米国との溝を埋める作業を進める。年明けの早い時期にも開催にこぎつけられるよう北朝鮮側に働きかける見通しだ。
(12/26 06:35)
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