北朝鮮の6者協議をめぐる調整のため訪米した中国外務省の傅瑩(フー・イン)アジア局長は13日、アーミテージ国務副長官、ケリー国務次官補と相次いで会談した。会談後、傅局長は「できるだけ早期に6者協議を再開させたい」と述べた。14日には韓国外交通商省の魏聖洛(ウィ・ソンラク)・北米局長、15日には外務省の薮中三十二アジア大洋州局長がそれぞれケリー次官補と会談を予定しているなど、6者協議の2月開催に向けた調整が活発化している。
傅局長の訪米には、昨年末に中国が新設した朝鮮半島核問題担当大使の寧賦魁(ニン・フークイ)氏も同行。米国務省で13日午前にアーミテージ副長官と約1時間、同日午後にケリー次官補と約2時間、それぞれ会談した。米側からは、ケリー次官補との会談に国防総省の担当者らも同席した。
会談後、傅局長は「友好的で有益な話し合いができた」と強調。「お互いを尊重し、同等の立場で協議するという精神に基づき、次回の6者協議で議論することを楽しみにしている」と語り、協議の再開をめぐる前提条件などについて意見の隔たりが指摘されている米朝双方に歩み寄りを促す考えを示唆した。
(01/14 10:35)
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