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【北朝鮮核問題】
 
北朝鮮への核技術流出関与の博士にオランダ社の技術?

 イランやリビア、北朝鮮への核技術流出に関与したことを認めたパキスタンの「核開発の父」アブドル・カディール・カーン博士が売り渡した技術の基礎は、博士が70年代に滞在したオランダのウラン濃縮企業ウレンコ社の技術だった可能性が強まっている。オランダ政府は「闇市場」を通じた核技術拡散を裏付けるため調査に乗り出した。

 ウレンコ社は、英国、ドイツ、オランダの合弁会社で、遠心分離法によるウラン濃縮工場をオランダ中部アルメロで操業している。同社によると、カーン博士は、72年から75年までアムステルダムの研究企業FDR社の社員として、ウレンコ社で働き、遠心分離器の開発にかかわった。

 同社の技術流出の疑いが浮上したのは、国際原子力機関(IAEA)が査察したイランやリビアでウレンコ社製と似た遠心分離器の部品が相次いで見つかったためだ。オランダ各紙によると、ボット外相らは先月20日、議会への答弁書の中で、「オランダの技術が最悪のならず者国家の核開発計画の基礎に使われたことに衝撃を覚える」として、パキスタン経由で流出したのがウレンコ社の技術であった可能性が極めて強いことを認めた。

 技術流出にカーン氏が中心的な役割を果たしたとの見方の背景には、博士自身へのスパイ疑惑がある。75年の帰国後、核開発に没頭するカーン氏に対してオランダ検察庁は同社のウラン濃縮技術を盗み出した疑いでカーン氏を起訴、83年11月、アムステルダム裁判所は同氏に禁固4年の判決を下した。控訴審は、本人の不在を理由に85年3月、検察の訴えを棄却する判決を下している。

 ウレンコ社の広報担当者は4日、イランなどへの核技術流出について「当社の関知しない所で起きたことだ」と同社の関与を否定した。

 ベルギー各紙によると、カーン博士はカラチの大学を卒業後、渡欧。ドイツやオランダで工学を学んだ後、72年、ベルギーのルーバン大学で金属学を専攻した。 (02/05 14:39)


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