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米朝会談実現せず 北朝鮮側が出席見送り

2008年03月01日21時51分

 北朝鮮核問題の交渉役、ヒル米国務次官補は1日、急きょ北京を訪れたが、北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官は姿を見せず、米朝会談は実現しなかった。北朝鮮は核計画の申告で譲歩の用意がなく、米国の姿勢にも変わりがないことから、進展が見込めないと判断したと見られる。

 ヒル氏はこの日午後、6者協議の議長役、中国の武大偉外務次官と会談した。ヒル氏は会談後、「北朝鮮は、これまで議論してきた(核計画の申告をめぐる)中国の打開策を受け入れるかどうか、まだ決断できていなかった」と話した。

 核計画の申告では、高濃縮ウラン(HEU)による核開発や外国への核拡散をめぐって米朝が対立。これらの問題を申告の付属文書などの形で扱う案がこれまで浮上している。

 ヒル氏は2月27日に中国側と会談したばかりだったが、中国が米朝に会談を呼びかけたため、訪問中のタイでの予定を切り上げた。にもかかわらず、北朝鮮は中国の働きかけをはねつけたことになり、今後の議論にも影響が出る可能性がある。

 一方、金次官は26日、訪朝したエバンス・リビア元米国務次官補代理らと会談した。リビア氏によれば、金氏は「北朝鮮は対話に消極的」という指摘に猛然と反論し、6者協議を早く再開したい様子だったという。協議筋は「米国の姿勢は変わっていない。北朝鮮は金氏に交渉を許可しなかったのだろう」と語った。

 韓国政府には「北の譲歩は考えにくい。濃縮ウランの交渉を続けながら、6者協議を進める以外に方法はないのではないか」(関係筋)という声も上がり始めている。

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