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燃料棒抜き取りは5分の1 北朝鮮原子炉でIAEA

2008年03月04日10時38分

 北朝鮮の核施設の無能力化に向けた使用済み核燃料棒の抜き取りについて、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は3日、定例理事会で「(約8000本のうち)5分の1を超す燃料棒が実験用原子炉(5000キロワット級)から取り出され、炉心内に残る5分の4とともにIAEAの監視下にある」と述べた。

 IAEAが無能力化の作業状況を明らかにしたのは初めて。

 寧辺にある原子炉からの燃料棒抜き取り作業は昨年12月中旬に開始。3月までに終える予定だったが、北朝鮮は6者協議で合意した見返り措置を米国などが守っていないなどとして、今年にはいって、作業ペースを3分の1程度に落としているとされる。

 IAEAは昨年7月から核施設の停止・封印の監視検証をしている。無能力化には直接かかわっていないが、作業を現場で観察・記録しており、燃料棒抜き取りの進み具合を把握していた模様だ。今回の発表で、実際には1000本以上の燃料棒がすでに抜き取られたことが確認されたが、完了までにはなお時間がかかる見込みだ。

 一方、エルバラダイ氏はIAEAの監視検証活動向けに日米が拠出した資金が今年6月になくなると指摘し、加盟国に資金提供を求めた。

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