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堀前院長と看護師ら11人を起訴猶予 無資格助産事件

2007年02月01日12時19分

 年間約3000人が出産する堀病院(横浜市)の無資格助産事件で、横浜地検は1日、保健師助産師看護師法違反(助産行為の制限)の疑いで書類送検されていた堀健一前院長(79)と看護師ら計11人を起訴猶予とした。

 同病院では03年12月〜06年5月、看護師らが妊婦17人に対して子宮口の開き具合などを調べる内診をしたとして同法違反の疑いがもたれていた。

 起訴猶予とした理由について、地検は(1)看護師らの内診は助産師の偏在など構造的な問題であり、前院長らを罰することが相当であるとは考えられない(2)母体や胎児・新生児に具体的危険性があったとまでは証拠上認められない(3)堀病院では現在、看護師らによる内診が行われていない(4)堀前院長は社会的制裁を受け、責任をとって院長職を退き、医師資格も返上するとしている――などと説明した。さらに、看護師らは、基本的には堀前院長の指示で、やむなく内診をしており、関与は従属的と判断した。

 看護師による内診行為について、厚生労働省は違法としているが、日本産婦人科医会などは「医師の指示があれば助産行為にあたらない」などと主張していた。

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