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世界で2番目に小さい265グラム赤ちゃん、無事退院

2007年04月03日19時16分

 慶応大病院(東京都新宿区)で昨年10月に妊娠25週、体重265グラムで生まれた女の赤ちゃんが3日、退院した。同大が同日発表した。赤ちゃんは現在体重3000グラムを超え、母子ともに健康という。超低出生体重児(1000グラム未満)で生存した例としては、04年に米国で生まれた260グラムの赤ちゃんに続き、世界で2番目に小さいという。

 切迫早産のため予定より15週早く生まれた赤ちゃんは、体の機能が未熟で慢性肺疾患や未熟児網膜症などと診断された。だが人工呼吸器をつけ、へその血管からの栄養剤補給などの治療を続け、自分でミルクを飲めるまで成長したという。

 超低出生体重児の救命率は8割といわれるが、500グラム未満の場合はかなり難しい。米アイオワ大医学部の超低出生体重児の記録によると、世界では1938年以来、300グラム以下で生まれて成長した赤ちゃんは10人いて、全員女の子。慶応大は99年にも289グラムで生まれた赤ちゃんを助けたことがある。

 担当の池田一成医師は「99年時の経験と、院内感染コントロールがうまくいったのが助かった理由」と話している。

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