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二つのサムライはアカデミー賞を取ることができなかった。授賞式が終わった29日夜、「ラストサムライ」の渡辺謙さんと「たそがれ清兵衛」(英語題「トワイライト・サムライ」)の山田洋次監督らが、会場近くのホテルで相次いで会見した。
渡辺さんは開口一番、「正直言って欲しかった」。「壇上に立ち、日本の映画界の人たちやエド(ズウィック監督)やトム(クルーズさん)にお礼を言いたかった。さらに大きなところを目指し、また来られるように頑張りたい」と、すがすがしい表情で語った。
会場に到着した時には映画の内容にかけ、「レッツゴー、ファイナルバトル(行くぞ、決戦だ)」と自ら言って車から降りたという話を披露。会場前に敷かれたレッドカーペットを歩いた心境を「緊張というより興奮した」と述べた。
「たそがれ清兵衛」の山田監督と主演の真田広之さんらも、にこやかに会見に臨んだ。
山田監督は受賞したカナダ作品が有力だとの事前情報を得ていたが、「発表の時は、それでもという思いはあってドキドキしました」。真田さんも「ここに来られただけで本望と思いつつ、心の中で『トワイライト』と唱えていました」。
「ラストサムライ」にも出演した真田さんは2本のサムライ映画が候補に挙がったことで「日本への理解が深まったのではないか」と評価した。
また、山田監督は「ハリウッドをまねれば、日本でも国際的な映画を作れるというものではない。小津映画が世界で評価されているように、僕たちは日本らしいものを作っていけば、ひいては世界の人が注目することになる」と話した。
(03/01 22:08)
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