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「虚偽供述」を上司引用 東京地検、小沢氏捜査で

2012年2月26日8時1分

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 強制起訴された民主党元代表・小沢一郎被告(69)の元秘書を取り調べた東京地検特捜部の田代政弘検事(45)が、実際にはないやりとりを捜査報告書に記載した問題で、当時の上司だった特捜部の副部長が作成した別の捜査報告書にも、問題のやりとりが引用されていたことが分かった。

 この副部長の捜査報告書も、田代検事の報告書と同様に、小沢氏の強制起訴を決めた検察審査会に提出されていた。検察当局は田代検事から事情聴取を進めており、副部長ら当時の上司からも聴取を行い、事実の解明を急ぐ方針だ。

 石川知裕・衆院議員(38)を2010年5月17日に調べた結果をまとめた田代検事の捜査報告書は、同日付で作成されていた。副部長の捜査報告書は、その2日後の同月19日付。石川議員らの供述調書をはじめとする証拠を評価し、小沢氏を起訴できるか検討した状況をまとめたもので、当時の佐久間達哉・特捜部長にあてたものだった。

 この中で副部長は、田代検事の捜査報告書にある表現の一部を引用。石川議員が逮捕中に「小沢氏との共謀」を認めた理由について、「検事から『ヤクザの手下が親分を守るためにうそをつくのと同じようなことをしていたら、選挙民を裏切ることになる』と言われたのが効いた」と語った――などと記載した。この発言は実際にはなかったことが、石川議員の「隠し録音」で判明している。

 副部長の捜査報告書などは、検察官役の指定弁護士が追加で小沢氏の弁護側に開示した。「不適切な資料が検察審査会に提出され、強制起訴につながった」として公訴(起訴)の棄却を求めている弁護側は、公判に追加で証拠請求するか検討したが、「田代検事の捜査報告書で十分」として請求を見送ることを決めた。

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