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北海道出張の東国原知事「すぐ帰って対策」…実は島根へ

2010年7月6日7時44分

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 家畜の伝染病、口蹄疫(こうていえき)の「非常事態宣言」を一部解除し、週末の県外出張を久しぶりに「解禁」した宮崎県の東国原英夫知事。不在中に、新たな口蹄疫の感染疑いが発生したり、大雨により都城市で行方不明者が出たりした。知事は3日の北海道での講演で、県内の大雨被害について語り、「すぐに帰って対策に取り組まないといけない」と話したが、実際は北海道から島根県に向かっていた。

 知事は1日、県民にイベントの延期や、発生地での不要不急の外出自粛などを求める「非常事態宣言」を一部解除。知事は、翌2日からさっそく、東京、北海道、島根県、大阪府、福岡県での政務・公務出張に出発した。

 一部解除について知事は「一日も早く県民の皆さんに通常の生活に戻ってもらうということだった」と強調。出張は「県外の実態調査、風評被害対策」と説明している。

 知事は出張先で流通や小売りの関係者と意見交換し「消費者は産品を拒否はしてないが、流通に乗らない実態がつまびらかになった。多く聞こえたのが、『宮崎に行っていいのか』というところ。誤解を解いていかなければならない」との認識を得たという。

 ただ、知事は北海道で3日午後に行った講演で「宮崎は集中豪雨に見舞われ、床上床下浸水が数件で被害がとどまっている。この後すぐに帰って対策に取り組まないといけない」と話していたが、実際には知事は宮崎へはすぐには帰らず、島根県へ向かった。

 知事の北海道での講演前に県は、知事の発言よりもっと大きな被害「行方不明者1人、床上浸水8棟、床下浸水24棟」を発表していた。

 知事は島根県でも講演。ここでは「(家畜などの移動・搬出制限がすべて解除される予定だった)16日にも安全宣言を出したい」と発言。その後、大阪府、福岡県を経由して5日未明に宮崎に戻った。大阪から福岡へ移動中に、新たな口蹄疫の発生の報告を受け、当初5日の午後に戻る予定を繰り上げたのだという。

 宮崎に戻った知事は報道陣に対し「担当部局と連絡を密にし、どの時点でも飛んで帰れる状況をつくっていた」と説明した。(石田一光)

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