|
東京三菱銀行や外資系ファンドが29日、一時国有化する足利銀行を将来買収する検討を始めた。地銀とはいえ、栃木県など北関東に強い営業基盤を持つからだ。政府は、98年に一時国有化した旧日本長期信用銀行や旧日本債券信用銀行と同様、早ければ1年以内にも国内外の金融機関などを対象に譲渡先の選定に入る見込みだ。
東京三菱銀は、足利銀の持ち株会社あしぎんフィナンシャルグループ株式の3.4%を保有する筆頭株主。今年度からコンピューターシステムの共同化に向けた準備に入るなど親密な関係にある。今月20日ごろには預金流出などの不安を抱えていた足利銀に対し、資金繰り支援を目的に1000億円を融資していた。破綻(はたん)処理を受けて、本格的な買収へ向けて検討に入った。
このほか、破綻した旧東京相和銀行(現東京スター銀行)を買収した米ローンスターなど、複数の外資系投資会社も名乗りを上げることが確実だ。
(11/30 03:09)
|