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実際の患者で診断の練習をする機会が減った医学生のために、岐阜大学などが「患者診断練習ロボット」を開発した。患部を触診すると「そこがギリギリ痛いんやー」などと音声で応答する。11日から岐阜市で開かれる「ものづくり岐阜テクノフェア」で試作機が公開される。
開発したのは岐阜大医学教育開発研究センター長の高橋優三教授。岐阜県研究開発財団などと共同でつくった。
医学部の学生は、かつては大学病院の患者で実際に診断の練習をしていた。しかし、プライバシー意識の高まりなどもあって、現在は実習といっても見学型が主流だ。このため患者代わりのロボットが考えられた。
ロボットの大きさは約160センチで外観は人間そっくり。音声認識用のマイクや圧力センサーが各所に埋め込まれており、接続されたパソコンには問診や触診の練習ができるようプログラムが記録されている。
問診では、ロボットに「同じような痛みはありましたか」と話しかけると、切迫感のある声で「こんなに痛いのは初めてやー。先生、はよ、痛み止めの注射してー」などと音声がかえってくる。
触診では、症状に合わせて胸や腹部を正しく触るとセンサーが感知して「先生、そこがすごく痛いー」。位置がはずれれば「痛くないです」などと応答する。
試作機では、狭心症、ろっ骨骨折、腹膜炎、内臓破裂、盲腸などの診断練習ができる。来年初めにも製品化して、1体150万円以内で販売する計画だ。
将来的には内臓も再現して、内視鏡手術など高度な医療技術の練習などもできるようにすることを考えている。
(04/09/10)
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