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はやぶさ2の概要
目的炭素を主成分とするC型小惑星「1999JU3」からサンプルを持ち帰る。
本体サイズ1m×1.6m×1.25m
質量約600キロ 打ち上げ日2014年11月30日
打ち上げロケットH2A26号機 小惑星到着2018年
小惑星滞在期間約1年半 地球帰還2020年末
航行距離約52億キロ 開発費約289億円
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サンプル採取ミッション

 小惑星表面や、衝突装置の爆発で作った人工クレーターに、はやぶさ2が着地して石や砂を採取する目玉ミッション。表面には2回、クレーターには1回着地する。

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イオンエンジン

 イオンに電圧をかけて噴射する主力エンジン。息をフーッと音が聞こえるか聞こえないかの強さで吹いた程度の力だが燃費が良く、長距離航行用とされる。1号機より推進力が25%高まった。4台搭載し、最大で3台同時に運転する。

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太陽光パネル

 太陽光を電力に変換し、搭載機器へ供給する。3パネル2翼構成で、展開すると6メートル×4.2メートル。

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再突入カプセル

 採取した小惑星サンプルを地球へ持ち帰るためのカプセル。秒速12キロメートルで大気に突入、位置を知らせる電波を発しながら、パラシュートを開いて着地する。着陸場所はオーストラリアの砂漠を予定。はやぶさ2自身は地球へは着陸しない。

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衝突装置(SCI)

 小惑星に人工クレーターを作るための装置。中に詰められた爆薬で銅板をぶつけてクレーターを作る。クレーターの内部を調べることで、宇宙空間の影響を受けていない新鮮なサンプルを採取できる。はやぶさ2で初めて搭載された。

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サンプラホーン

 小惑星表面からサンプルを採取する装置。筒状のホーン内部で小さな弾丸を撃ち、巻き上がった砂などを採取する。

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ターゲットマーカー

 小惑星着陸前に目印として表面に降ろす。直径約10センチで、弾みすぎないように容器の中に小さな粒がたくさん入っている「お手玉」構造。5個搭載。1号機の3個から増えた。

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通信アンテナ

 地上局と通信したり、観測データを地球に送ったりする。通信速度は1号機より向上したが、地上に比べると格段に遅い。

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スター・トラッカー

 はやぶさ2の向きを知るために恒星の位置を観測する機器。この情報をもとに姿勢を制御する。

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ローバー(ミネルバ2)

 小惑星の表面を探査するロボット。3個搭載。会津大や東京理科大などが製作した。1号機に搭載したものの後継機。

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着陸機(マスコット)

 ドイツとフランスが協力して製作した約10キロの小型着陸機。単独で小惑星表面を観測したり、はやぶさ2のサンプル採取の案内役を務めたりする。1度だけジャンプして移動が可能。

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はやぶさの技術応用
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3Dで見る小惑星探査機 はやぶさ2

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