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中国、デモ拡大警戒 柳条湖事件79周年、ネットも規制

2010年9月18日12時41分

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写真上海総領事館前で18日、中国国旗を掲げて抗議する人たち。「釣魚島(尖閣諸島)は中国のものだ。船長を解放しろ」と書かれた横断幕も張られた=奥寺写す

写真北京の日本大使館前で18日、デモをする若者たち。中国語で「出ていけ」などと書かれた紙を掲げている=峯村写す

写真上海総領事館近くで18日、看板の「日本」の文字を紙で覆って隠していた日本料理店。05年の反日デモでは、日本料理店もデモ隊に襲撃された=奥寺淳撮影

 満州事変勃発(ぼっぱつ)のきっかけとなった柳条湖事件の79周年にあたる18日、北京の日本大使館や上海などの総領事館の周辺では、尖閣諸島沖で起きた中国の漁船と海上保安庁巡視船の衝突事件への抗議活動があった。中国当局は周辺を厳重に警備し、デモの拡大を封じる態勢を取っている。

 日本大使館前には同日午前、100人近くが集結。事件で逮捕された中国人船長の早期解放や尖閣諸島に対する中国の領有権、日本製品の不買運動を訴えるシュプレヒコールをあげたあと、警官らに囲まれながら市内でデモ行進を行った。上海総領事館前では、二十数人が「船長を早く帰せ」などと書いた横断幕を掲げ、数人が警察に連行された。広東省深セン(センは土へんに川)では100人余りがデモ行進し、遼寧省瀋陽の総領事館前でも数人が抗議活動をした。

 ただ、中国当局は2005年に起きた大規模な反日デモの再発を阻止するため、日本大使館や各総領事館を前夜から厳重に警戒。18日午前には大使館の周辺道路に100台を超える警備車両を配置し、05年に北京でのデモの出発点となった中関村にも多数の人員と車両が配置された。

 上海の日本総領事館前の道路は朝から通行止めにされ、デモ発生時に道路を封鎖するためのコンテナも数多く運び込まれた。上海万博の日本関連施設の警備も強化した。

 中国当局は、反日デモが統制不能になることを警戒。国内メディアに対し、国営新華社通信の配信以外の報道を規制し、ネット上の主要な反日サイトも検索できないようにされている。(北京、上海、瀋陽、広州)

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