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尖閣近海で中国監視船が活動 外務省、中止要請4回

2010年9月28日0時1分

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 尖閣諸島沖の漁船衝突事件をめぐり、中国農業省に所属する漁業監視船2隻が、逮捕された中国人船長の釈放が決まった24日夕から尖閣諸島近海にとどまっていることがわかった。中国側の示威行為とみられ、仙谷由人官房長官は27日の記者会見で、外交ルートで4回にわたり中国政府にこうした行動をやめるよう要請したことを明らかにした。

 海上保安庁によると、中国船は24日午後6時ごろ、尖閣諸島近海に出現。日本の排他的経済水域(EEZ)内を航行して日本の領海に接する接続水域まで進入、27日も領海の外側付近を航行している。10日から18日にかけても同じ船がこの海域を航行していたことが確認されている。衝突事件後に現場に入り、台風が接近した際にいったん退避していたと見られる。

 中国の漁業監視船の主な任務は自国の領海内での違法操業の監視や取り締まりで、「関係海域の漁業生産秩序の維持と中国漁民の生命と財産の安全を守る」(中国外務省の姜瑜・副報道局長)ことが目的。通常は尖閣諸島近海に姿を見せることはほとんどなく、付近に中国漁船もいないことから、海保は尖閣諸島の領有を主張する中国側の示威活動とみている。

 中国紙の中国漁業報は事件後、2隻の監視船が尖閣諸島付近で警戒にあたっているとし、「今後近海でのパトロールを常態化させ、活動を強化する」という中国政府関係者の話を伝えていた。

 一般的には他国のEEZ内であっても航行自体に規制はないが、仙谷氏は「外務省から計4回にわたって、『こういうことはやめてほしい』と厳重に申し入れている。尖閣諸島がわが国固有の領土であることは、歴史的にも国際法上も疑いのないところだ」と述べた。

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