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帰国したフジタの高橋さん「毎日解放願った」

2010年10月11日1時52分

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写真羽田空港に到着した高橋定さん=10日午後0時39分、越田省吾撮影

 中国河北省石家荘市の軍事管理区域に侵入したとして中国当局に事実上拘束された日本の準大手ゼネコン、フジタ(本社・東京都渋谷区)の高橋定(さだむ)さん(57)が10日帰国し、本社で記者会見した。社員ら日本人4人のうち、高橋さんが最後に釈放された理由について、同社と高橋さんは、ビデオを撮影したのが高橋さんだったためと推測している。

 高橋さんは同日午後0時26分、羽田空港に到着し、車でフジタ本社に移動。午後2時ごろ、妻や娘に再会して無事の帰国を喜びあったという。

 高橋さんは「毎日早く解放されることを願って過ごしていた」「日本に帰って大変うれしく思っています」と喜んだが、緊張した表情。時折、並んだ役員と相談しながら言葉を選んで慎重に答えた。

 釈放されるに当たり、始末書を提出。「軍事禁区の看板をビデオで撮影したことは中国の法に違反し、多くの人に迷惑をかけ、大変後悔しております」という趣旨を記した。

 ビデオには「軍事禁区」の看板や、中国人通訳が2度「軍事禁区」と発言したことなどが記録されていたが、高橋さんは「取り調べでビデオを一緒に見て映っていることが分かった。軍事施設とは認識していなかった」と説明した。

 拘束中は常時2人に監視され、3、4回程度取り調べを受けたが、対応は丁寧だったという。(上澤博之、河野正樹、下司佳代子)

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