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元海上保安官近く起訴猶予 尖閣映像流出 中国人船長も

2011年1月14日3時5分

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 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件で、検察当局は、国家公務員法の守秘義務違反容疑で捜査していた神戸海上保安部の一色正春・元海上保安官(44)=依願退職=を近く不起訴(起訴猶予)にする方針を固めた。早ければ来週中に処分する方向で調整している。公務執行妨害容疑で逮捕後、処分保留で釈放された中国人船長についても同じく起訴猶予とする方向だ。

 一色元保安官については警視庁が昨年12月22日、東京地検に書類送検した。検事総長が同月27日に交代したため、検察当局は新体制で国会開会前に処分すべく検討を進めてきた。

 一色元保安官が流出させた映像については、国家公務員法で漏らしてはならないと定める「職務上知ることのできた秘密」にあたると判断。しかし、一色元保安官が映像を入手した当時に多数の職員が映像を閲覧、入手出来る状態だったことから、秘密性の程度は低く、刑事裁判にかけないことに決めた。海上保安庁から停職1年の懲戒処分を受けた一色元保安官が依願退職したことも考慮した。

 那覇地検が処分保留とした中国人船長については、すでに帰国しているため事実上起訴できる見通しがないうえ、衝突を受けた巡視船の損傷が軽く、けが人がいないことや、船長の行動に計画性が認められないことなども重視した模様だ。

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